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中央区健診事業

当院では中央区の健診事業として、子宮がん検診先天性風しん症候群対策子宮頚がん予防ワクチンをおこなっています。子宮がん検診と、先天性風疹症候群対策は中央区区民の方が受診できます。子宮頚がん予防ワクチンは23区の方であれば、どなたでも当院での接種が可能です。

子宮がん検診

子宮がんには子宮頚がんと子宮体がんがありますが、ともに検診が有効ながんとされています。理由としては早期発見した場合の治癒率が高いこと、前がん病変(今後がんになるかもしれないという状態のこと)を経てから、がんになる病気であることなどがあげられます。前がん病変でみつけられれば、治療することは難しくないですし、この状態は経過が長いのですぐに治療をする必要がないことも多いです。
また子宮頸がんは若いうちからできるがんでもあるため、20歳以上の方はぜひ検診をうけましょう。

1. 対象者

子宮がん検診の対象となる方は、以下の通りです。

  1. 20歳以上で偶数歳の女性区民
  2. 21歳以上で前年度受診していない奇数歳の女性区民
    ※年齢は次回の3月31日時点での年齢です。

2. 期間

5月から12月末までとなっています。
※例年、3月10日頃まで延長されますので、お問い合わせください。

3. 費用

検診のみの受診であれば費用は無料です。
他の相談(例えばおりものや生理痛の相談など)がある場合は、子宮がん検査の代金分が無料になります

4. 検診内容

  • 子宮頚がん検査(子宮頚部細胞診):子宮の入口をブラシでこすります。痛みはほとんどありません。
  • 超音波検査:子宮や卵巣の様子を超音波で観察します。
  • 子宮体がん検査(子宮内膜細胞診):問診や超音波所見により、こちらで必要と判断した方には子宮体がん検査もおすすめしています。子宮の奥までブラシを挿入するため少し痛みがあります。こちらも無料でできます。

5. 持参していただくもの

4月末ころに中央区から送付されてきた受診券をご持参ください。受診券が手元にない、あるいは紛失したという方は、上記対象者に含まれているか確認のうえ、中央区区役所(福祉保健部管理課保健係:03-3546-5397)までお電話にて申し込んでください。最近引っ越してきたなどの方も中央区に自分が対象者かどうか問い合わせてみてください。

中央区の子宮頚がん検診のページはこちら

6. 当日の注意点

  1. スカートなど、内診台で着脱しやすい格好でいらしてください。
  2. 生理中など出血が多いときだと検査ができないことがありますので、出血のピーク時は避けてください。
  3. 直接のご来院でも大丈夫ですが、時間帯により待ち時間が長くなる場合がありますので、お電話にてご予約をおとりになることをおすすめいたします。直前でも構いませんので混雑確認の意味でもお気軽にお電話をいただければと思います。

ご予約・お問い合わせ:03-3797-7308

先天性風しん症候群対策

風しんは風しんウイルスの感染によって引き起こされる疾患で、全身に発疹がでたり、発熱がおきたりします。妊娠中に風しんに感染しても妊婦さん自身への影響は大きくないのですが、生まれてくる赤ちゃんに「先天性風しん症候群」を引き起こすことがあります。この先天性風しん症候群の症状は、先天性心疾患や視覚障害(白内障など)、聴覚障害(難聴)など重篤なものがあるため、できるだけ避けたいものです。
風しんにはワクチンがあるため、ワクチンを接種することにより抗体を獲得すれば、風しんに感染する可能性をほとんどゼロにできます。以前かかったことがある、あるいは以前ワクチンをうったという方でも、現在の抗体価(抵抗力のこと)が低くなってしまっていることもありますので注意が必要です。これから妊娠を考えている方や、そのパートナーの方はぜひ風しんに対する抗体をもっているかを確認のうえ風しんワクチンを接種しましょう。

1. 対象者

19歳以上の区内在住者で、風しんにかかった事がなく、風しんワクチンの予防接種をした事がなく、風しん抗体検査をした事がない以下の方

■ 抗体検査
  1. 妊娠を予定または希望する女性とその同居者
  2. 妊婦健診で風疹抗体価が低かった妊婦さんの同居者 ※妊娠中は予防接種ができないので、妊婦さんが感染しないための対策です。
■ 予防接種
  1. 上記、抗体検査の結果、風しん抗体価が十分でなかった方 ※ワクチン接種後は、2か月の避妊をお願いします。
  2. 出産後等の方で、妊婦健診等で既に抗体価が十分でないことがわかっている方

2. 期間

下記委任状をご持参いただければいつでも大丈夫です。

3. 費用

中央区在住の方は抗体検査、ワクチン接種ともに無料です。

4. 実施方法

まずは風しんに対する抗体をもっているかを採血にて検査します。この結果には1週間かかります。
検査の結果、抗体がないもしくは少ないという場合には、風しんに対するワクチンを接種します。
あらかじめ風しんの抗体の検査をしていて、抗体がないもしくは少ないことが判明している場合には、その結果が記載された書類をご持参いただければ、採血を省略して、ワクチンのみの接種とすることも可能です。
※ワクチンは風しんと麻しんの混合ワクチンを用意しておりますが、希望により風しん単独のワクチンも取り寄せることができます。

5. 持参していただくもの

「風しん抗体検査及び予防接種予診票兼助成金申請委任状」を持参してください。
委任状は区役所で直接もらうか、郵送で請求してください。

  1. 直接もらいに行く場合 中央区保健所、日本橋・月島保健センターで交付します。
    ※当日は、住所が記載されている免許証等をご持参ください。
    ※採血を省略して、予防接種のみを希望される場合は、風しん抗体価が少ないことがわかる書類も持参してください。
  2. 郵送を希望される場合 郵送の場合は、「中央区風しん対策」で検索し、そのページから「風しん抗体検査及び予防接種予診票兼助成金申請委任状交付申請書」をダウンロードし、記入の上、下記に送付してください。
    ※交付申請書では、今までに風しんにかかったことが「いいえ」か「不明」、あるいは今までに風しん・MRの予防接種をうけたことが「いいえ」か「不明」、でない場合には交付されません。
    ※抗体が少ないことがわかっている場合はその結果が記載されている書類のコピーも一緒に送付してください。
    送付先:
    〒104-0044
    中央区明石町12-1
    中央区保健所健康推進課予防係

中央区の先天性風しん症候群対策のページはこちら

6. 当日の注意点

予約なしでも受診できますが、混雑状況によりお待たせしてしまうことがありますので、お電話にてご予約をお取りいただくほうがスムーズです。 また、採血を省略して予防ワクチン接種のみを希望されるという場合には、ワクチンの種類の確認と在庫の確認をしますので、必ず事前にお電話にてお問い合わせくださるようにお願い致します。

ご予約・お問い合わせ:03-3797-7308

子宮頚がん予防ワクチン

子宮頚がんは若いうちから発症する可能性のあるがんですが、原因はヒトパピローマウイルス(以下HPVと表記します)の感染とわかっています(例外もあります)。HPVにはがんにすすむようなハイリスク型のものから、がんにはすすまないローリスク型のものまで多くの型があります。感染してしまったHPVを治療する薬は残念ながら開発されていないのですが、何種類かのHPVの感染をふせぐワクチンが開発されています。今後感染の可能性がある女性は、ぜひ接種しておきたいワクチンです。

※平成25年に定期予防接種となりましたが、接種後の様々な症状(全身の痛みなど)がみられたことから令和3年まで積極的な勧奨が控えられていました。その後HPVワクチンの安全性についてあらためて確認し、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると判断され、令和4年4月より厚労省からの通知により積極的勧奨が再開されております。

1. 対象者

23区内に在住の小学校6年生から高校1年生相当の年齢までの女性(高校1年生の年度末まで)

※積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(1997年4月2日から2007年4月1日生まれの方)も、公費での接種の対象となっています(キャッチアップ接種)。こちらの接種可能期間は2025年3月までです。子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)は、子宮頚がんに対し非常に有益なワクチンですが、自費で接種した場合3回で8万円ちかくかかります。上記対象者はぜひこの機会に接種しておくようにしましょう。

2. 費用

無料

3. 実施方法

子宮頚がんワクチン(シルガード9)を接種します。
6ヶ月以内に合計3回のワクチン接種を行います。

  • 1回目 初回
  • 2回目 1回目から2ヶ月後
  • 3回目 1回目から6ヶ月後

※肩に注射をします。ほとんどの場合、痛みは強くはありません。

※シルガード9(9価ワクチン)を用意しておりますが、希望があれば、ガーダシル(4価ワクチン)、サーバリックス(2価ワクチン)も接種可能ですのでお問い合わせください。

※シルガード9の場合、15歳未満で1回目の接種をされた方は、2回での接種完了が可能です(2回か3回か選べます)。なるべく通院回数を減らしたいという方は2回接種を選んでもよいでしょう。

4. 持参していただくもの

「子宮頚がん予防接種予診票」を持参してください。
予診票は中央区保健所、日本橋保健センター、および月島保健センターにて交付されていますので、母子健康手帳を持参のうえで取りに行って入手してください。
予診票交付についてのお問い合わせは、中央区区役所(中央区保健所健康推進課予防係:03-3541-5930)までお願い致します。

中央区の子宮頚がん予防ワクチンのページはこちら

5. 当日の注意点

  1. ワクチンの在庫を確認しますので、必ず事前に予約のうえでご来院してください。
  2. 体調のよいときにきてください。
  3. なるべく保護者の方とともに来院してください。13歳以上の方であれば、予診票に保護者の方の署名をもらっていれば、ひとりで来院されても大丈夫です。

ご予約・お問い合わせ:03-3797-7308

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