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婦人科小手術

婦人科小手術について

当院には入院施設はありませんので、対応できる処置は限られていますが、
以下の手術に対応しています。

  ● 子宮頚管ポリープ切除術
  ● 外陰部コンジローマ切除術(数がすくないもの限定)

※診察の結果、対応できない場合もありますのでご了承ください。

子宮頚管ポリープ切除術

子宮頚管ポリープは子宮の入り口のところにできる良性のできものです。
多くの場合は無症状ですが、不正出血の原因になることがあり、
接触出血(性交時の出血)がみられる場合には子宮頚管ポリープがみつかることがよくあります。
比較的多くの方にみつかりますので、婦人科健診で指摘される方も多いようです。
ほとんどが良性ですので放置することもできますが、1cm以上の大きさのポリープであれば、診断も兼ねて切除しておく方がよいでしょう。

ポリープの切除は外来で数分で完了し、ほとんど痛みもありません。特別な準備も不要ですので、その場ですぐにとることができます。ただしポリープの根が太い等の理由で切除できないこともあります。
再発は非常に多く、切除しても数年後に再度指摘されてしまうケースがよくあります。

料金はおよそ8千円(保険適応)ほどかかります。

※子宮にできるポリープには、子宮頚管ポリープの他に子宮内膜ポリープがあります。内膜ポリープの切除では子宮鏡という内視鏡を用いた処置が必要となり、当院では対応しておりません。

外陰部コンジローマ切除術

コンジローマは外陰部や腟内にできる良性腫瘍ですが、乳頭状の特異な形態をしており、放置すると増殖していくこともありやっかいな性病です。原因はヒトパピローマウイルスの感染ですが、現時点でこのウイルスに対する特効薬がないため、コンジローマの治療は外科的な切除や軟膏の塗布などが行われています。

当院でできる処置は外陰部や腟入口部、肛門周囲にあるコンジローマの外科的切除ですが、広範囲に及ぶ場合や多量にあるもの、腟の奥や陰核付近などにあるものは対応できません。
ただしコンジローマ切除手術は腫瘤(イボ)の数や量が減るだけでも効果があり、数や量を減ることで原因ウイルスの勢いをそぎ、自力でのウイルス排除の手助けをするという意味合いもありますので、残存腫瘤があっても手術は無意味とはなりません。
そのため初診時は診断目的に一部切除のみにとどめ、後述の外用薬を2週間ほど使用後の残存病変に対し再度切除手術を行うこともあります。

切除後、もしくは切除をしなかった場合(術後に違和感が残ることもあるため切除が不要なレベルの大きさと判断した場合や広範囲すぎる場合)はコンジローマ用の外用薬(ベセルナクリーム)や飲み薬(ヨクイニンエキス錠)などを処方します(特効薬ではありませんが、ヒトパピローマウイルスの活性をおとすもしくは自身の抗ウイルス力をあげることが期待できます)。
最終的に治るためには自身の免疫が原因ウイルスを駆逐する必要があるため、治療は切除1回で済むこともあれば、数回数か月におよぶこともあります。

切除手術をした場合はおよそ1万円ほど(保険適応)ほどかかります。

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