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ブライダルドック

ブライダルドックについて

妊娠や出産を考えている人が対象

ブライダルドックは、今後妊娠を考えている方におすすめの健康診断です。
子宮卵巣のチェックに加えて、通常の健康診断ではカバーしきれない、排卵に関する女性ホルモンの数値や、不妊の原因になるような性病のチェックをおこなうことができます。

ご結婚されていずれ妊娠を考えている方の基本のドックともいえますが、結婚されていない方も、2人目以降という方にもぜひおすすめしたい検査です。

※ブライダルドックは内診と採血で行いますが、採血の時期は可能であれば生理開始から5日目以内が望ましいです。内診は多量出血時でなければ時期はいつでも問題ありません。

ブライダルドックの主な検査内容

1. がん検診とエコー

若い女性でもなりうる子宮頚がんの検査をします。子宮頚がん検査は1年に1回しておくと安心です。
また、子宮および卵巣の超音波検査も行い、子宮筋腫や卵巣のう腫の有無などを調べます。

※がん検診はできれば生理中を避けることが望ましいですが多量に出血していなければ問題ありません。

2.性感染症の検査

性感染症のチェックはおりもの検査と採血検査で調べます。
おりものの検査では、クラミジア・淋菌・トリコモナスといった性病を調べますが、カンジダやウレアプラズマ、マイコプラズマといった雑菌も検出することができます。性病はもちろんですが、カンジダやウレアプラズマなども症状(かゆみやおりものの増加等)があれば治療対象になります。
血液検査では梅毒、HIV、B型肝炎、C型肝炎を調べます。母体にこういった感染症があると、胎盤や産道から赤ちゃんに感染してしまう可能性があるので事前に調べておきます。

3. ホルモンの検査

排卵に関連するホルモン検査として、排卵をコントロールする下垂体ホルモン(LH、FSH、プロラクチン)および卵巣ホルモン(AMH、エストラジオール、プロゲステロン)を調べます。女性ホルモン機能に異常がないかを知ることができるほか、妊娠能力に余裕があるかもおおまかではありますがわかります。

※ホルモン値の採血検査は可能であれば生理5日目以内にするほうが正確です。
※ピル内服中の方は排卵機能が抑えられているため、ホルモン値の採血は参考値となりほとんど意味がありません。ピル服用をやめて3ヶ月くらいしてから検査したほうがいいでしょう。

4.風しん抗体検査

風疹抗体の有無は妊娠前には必ず調べておきたい検査です。妊娠初期に風疹にかかってしまうと、赤ちゃんの耳や目、心臓の機能に異常がでてしまうことがあります。風疹の抗体をしらべて風しんに対する抵抗力が十分ではない場合には、妊娠前に風疹ワクチンをしておくと安心です。また過去にワクチンを接種していていたり、子どもの頃にかかった記憶があっても、抗体がしっかりついていないこともありますので検査はうけておくほうが望ましいです。

※風しんワクチンは生ワクチンのため、接種時には妊娠していないことの確認と、接種後2ヶ月間の避妊の確認が必要となります。

5.ヘルスケア項目

こちらの項目では甲状腺機能とビタミンDの数値をチェックします。

甲状腺は、のどにある臓器で、人が活動するためのエネルギーを作り出しているところです。甲状腺の機能に異常があると、妊娠しにくかったり、流産になりやすかったり、無治療の場合には胎児の発育にも影響を与えてしまうこともあります。異常があれば、妊娠する前から治療しておく必要があります。甲状腺の病気は女性に多いので、妊娠を考えている方は、ぜひ検査を受けておきましょう。

ビタミンDは丈夫な骨をつくるために大切な栄養素ですが、主に日光浴によってつくることができます。日焼け防止をしている方が多いため多くのひとで不足しています。ビタミンDは着床や卵巣年齢との関わりも指摘されており、過度に不足している場合はサプリでの補充が推奨されます。

6. その他のオプション検査
A)亜鉛・銅(2500円)

亜鉛は味覚の維持や生殖機能のほか、肌の健康や免疫機能、細胞老化あるいは着床や卵巣年齢との関連も指摘されているミネラル成分です。銅とのバランスが重要で、亜鉛が低すぎたり、銅が高すぎる場合にはサプリ等での積極的な亜鉛摂取が推奨されます。

B)鉄・フェリチン(2000円)

鉄は血液の材料となるミネラル成分です。過多月経(生理の量が多い)等で慢性的な貧血があると疲れやすくなるだけでなく、排卵や妊娠もしにくくなる可能性があります。鉄やフェリチン(体内の貯蔵鉄の量を反映する数値)が低い場合は食事やサプリメントで補う必要があります。

C)子宮体がん検査(4800円)

子宮体がんは子宮体部(子宮内膜)にできるがんですが、若い方にもできる子宮頚がんと違って、50歳以上の方に多い疾患です。
持続する不正出血と超音波上不整に肥厚した内膜像が特徴です。
50歳以下でとくに持続する不正出血がない方はあまり心配しなくてもよいでしょう。

D)乳腺エコー(3500円)

乳がんは子宮頚がん同様、若い年齢でもできるがんですので検診をうける価値は高い疾患です。
乳腺専門医による視触診や乳腺エコー、マンモグラフィの組み合わせが推奨されています。
当院では乳腺エコーのみ実施可能です(異常がありそうなときは乳腺専門医を紹介します)。とくに心配な症状はないけれど念の為チェックしておきたいという方におすすめしています。

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